薄くて軽くて手になじむモダンなデザインは、斜めにカットされた飲み口が最大のポイント。
ハンディキャップのある方も、高齢者も、そうでない方も。誰もが使いやすいよう工夫が凝らされたデザイングラスです。
秘密は、斜め9°(=キュード)のカットライン
斜めにカットされた飲み口が目を引くキュードグラス。
「ハンディキャップのある方も高齢者も、みんなが心豊かに楽しめるように」という思いでつくられたグラスは、一部の方のための特別なものではありません。
誰にとっても使いやすい、やさしくてさりげない配慮が盛り込まれています。
① 首を傾けずに最後まで飲める、9°のカットライン
通常のグラスは、中身の残りが少なくなると首を上に向けなければなりませんが、キュードグラスはその必要がありません。
高い方の飲み口から飲めば、首を曲げずに最後まで飲みきることができます。比較してみるとその所作は美しく、首に負担もかかりません。
② 弱い力でも手になじむ側面カーブ
絶妙なラインのシルエットは、手にすっぽりと収まります。
③ 薄肉による軽量化、快適な飲み心地
薄い飲み口は、ドリンクをより美味しく感じさせるといわれます。
親戚や友人が集まって、みんなでテーブルを囲む幸せなひととき。誰もが使いやすいグラスが心の距離をもう少し近づけてくれるかも。
同じものを使うことが、心理的な溝を埋めてくれる
キュードグラスのデザインを手掛けたのは、プロダクトデザイナーの小林 和生(こばやし かずお)さん。
1980年代にユニバーサルデザインが提案されて以降、ハンディキャップを持つ方にとって物理的な問題については改善が進められていますが、一方で「心理的には配慮される側・する側の二分化が未だ残っている」という現状に小林さんは着目します。
誰もが同じ食器で囲める食卓。つまり、物理的にも精神的にも等しい食環境を整えていくことが、これからの社会に求められる食器のあり方なのではという提案が込められているのです。
暮らしの中で愛される、Sghrのガラスアイテム
1932年創業の菅原工芸硝子(すがはらこうげいがらす)株式会社。
美術品や装飾品ではなく、生活の中に溶け込むガラス製品であること。ガラスの光や輝きが使う人の毎日を彩り、暮らしに寄り添うものであるように。
そんな思いを込めて、Sghrのガラスアイテムは約30名の職人たちによってひとつずつ手作業で作られています。
「あ、飲みやすい!」を体験してみて
誰にとっても使いやすいグラスは、社交的でホームパーティ好きな方へのギフトにもおすすめです。
「みんなが使いやすい」グラスに詰まった思いやりを、ぜひ感じてみてくださいね。
つくりて | Sghr スガハラ

キュードグラス 他、職人がデザインした数々のガラスプロダクトを世に送り出す「Sghr スガハラ」。その製品開発の中心を担い、ガラスの魅力を引き出すため日々研究を重ねる松浦健司さんに、Sghrの伝統やガラスへ想いを伺いました。近日公開予定です。
商品詳細
つくりて |
Sghr スガハラ |
商品名 |
キュードグラス | 斜めの飲み口が飲みやすいグラス |
サイズ |
直径77mm×高さ89mm、160ml |
生産地 |
日本 |
備考 |
材質:ガラス |